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レーザーとは?
光の種類
私たちの身の回りには、目に見える
蛍光灯やレーザーポインター、
目に見えないX線、電子レンジの
赤外線など様々な光が溢れています。
歯科用レーザーは、照射部分のエネ
ルギー密度を200~1000℃に高める
ことで、生体組織を蒸散(蒸発・気化)
させて治療に応用されます。
発がん性のない赤外線領域の光で
治療するため、化学物質の副作用や
アレルギー、通電の心配もなく
子供からお年寄りまで幅広い診療に
用いられています。
吸収と透過
現在、歯科用に用いられるレーザー
の波長は、4つの種類があります。
その特性は、大きく分けて水分に
吸収されて組織表面に作用する
「表面吸収型」と、水分に吸収
されにくく皮下組織まで作用する
「組織透過型」に分けられます。
レーザーの波長により作用・特性
が異なるため近年では複数の波長
を使い分けるなど、より良い治療
を期待して役立てられています。
焦点と距離
レーザーはエネルギーを1点に
集めて照射することで、患部に
熱・光のエネルギーを与えます。
照射する患部とハンドピースの
距離を調節することで組織に
与えるエネルギーが変わります。
高レベルでエネルギーを与える
ことで、生体組織を蒸散させて
切開・蒸散・止血・凝固を行う
ことができます。また近年では、
低レベルの熱エネルギーを用いた
臨床応用も注目されています。
レーザー診療とは?

レーザーでできること
レーザーは熱・光のエネルギーを
1点に集めて照射するため、
照射したい患部の切開・蒸散が
行いやすい治療機器です。
切開する際も、切開部位の周囲
組織が同時に熱エネルギーによって
凝固するため、出血が少なく
チェアタイムの短縮に繋がります。
保険適用が認められており、患者
さんに有益な治療を提供できます。

特性を活かす
炭酸ガスレーザーは水分に吸収され、
作用部位の目視・調節がしやすいと
言われています。軟組織の切開・
蒸散・止血に用いられます。
半導体レーザーは、組織に透過する
特性があります。チップを接触使用
する場合、ポケットなどの細部・
深部の処置に多く用いられます。
波長の特性を活かすことで、より
幅広い臨床で応用されています。
歯科衛生士等の歯科医療従事者の方を対象にしています。
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